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◇ 使い方の説明(1.3B) /テキスト版 ◇
説明0 | ■もくじ
Open!NOTES 1.3B Copyright (C) 1998-1999 NetComplex Inc, All rights reserved.
- Open!NOTESの特徴
- 基本的な仕組み
- メニューの見方
- 新しい話題を作る
- その話題に投稿する
- 返事を書く
- 削除する
- 見出しを一覧表示する
- 用語集
- 製作者からひとこと
(注意!!)
lynxなどのテキストブラウザでも見やすいように、図などのテーブルは省いています。
説明1 | ■Open!NOTESの特徴
Open!NOTESは、インターネットでの理想的なコミュニケーションツールを目指して開発しました。
話す話題ごとに自由に掲示板*が作れる「ハイパーノーツ形式*」を採用し、まったく違った話題でも、同時にスムーズに話し合うことができます。しかも、CGI*を使わずに掲示板が読める「キャッシュ技術*」により、軽快に動作します。
■話す話題ごとに別々の掲示板を自由に作れる(ハイパーノーツ形式)
書き込まれた順番に並んでいくだけの普通の掲示板では、その場限りの会話のやりとりになってしまいがちです。その点、Open!NOTESでは、バラエティーに富んださまざまな話題を、同時にスムーズに話し合うことができます。
■CGIを使わずに掲示板が読める、軽快な操作性(キャッシュ技術)
プロバイダー*が重い時間帯に、いつまで待っても内容が表示されない掲示板にはイライラさせられます。原因は、CGIの処理に時間がかかるためです。そこで、Open!NOTESでは、CGIを使わずに内容を読めるように設計しました。
■人気のある掲示板が自動的に先頭集まる(自然選択方式)
せっかく話題ごとに掲示板を作っても、順番に並んでいるだけでは意味がありません。Open!NOTESでは、人気のある掲示板は自動的に先頭に集まり、寂れてしまった掲示板は後ろに移される仕組みになっています。
■1週間以内のタイトルが一覧でわかる(ホワッツニュー機能)
新しい書き込みはあるのか? どの掲示板に書かれたのか? そのタイトルは? Open!NOTESなら、すべて一目でわかります。一週間以内に書かれた全タイトルが一覧で表示され、クリックするだけで内容を読めるようになっています。
説明2 | ■基本的な仕組み
Open!NOTESは、話す話題ごとに別々の掲示板を作って利用します。そのため、まったく違った話題でも、同時にスムーズに話し合うことができます。
話題ごとに別々に作られた掲示板を「ノート」、ノートのタイトル一覧を「メニュー」と呼びます。メニューにあるノートのタイトルをクリックすると、対応するノートが開く仕組みです。
それぞれのノートの先頭には、まず、話す「話題」が表示されます。続いて、その話題への「投稿」が新しい順から表示されていきます。区別するために、「話題」の背景だけ色が違います。
このように、Open!NOTESの基本的な仕組みは、まず、すべてのノートのタイトルを一覧表示する「メニュー」があり、そこからタイトルをクリックして見たい「ノート」を開くようになっています。
説明3 | ■メニューの見方
もう少し詳しく「メニュー」について説明しましょう。
メニューには、すべての「話題」の見出しと、1週間(=初期設定)以内に書かれた「投稿」の見出しが表示されます。
見出しには、番号とタイトル、書いた人の名前、書かれた日時が表示されます。
話題の見出しの後ろには、投稿のあった件数が表示されます。投稿件数は、投稿が削除されても減りません。
これ以外に、Open!NOTESには、2つの工夫があります。
1つめは、「新たに更新されたノートが自動的に先頭に移される」機能です。
たとえば、新しく作られたノートは、先頭に表示されます。また、投稿があったり投稿が削除されたノートも先頭に移動して表示されます。
この「新たに更新されたノートが自動的に先頭に移される」機能により、自然と利用頻度の高いノートが先頭に集まり、あまり利用されなくなったノートは後ろのほうに表示されるようになります。
さらに、ノートの総数が30件(=初期設定)を越えると、最後尾から削除されます。完全に利用されなくなったノートは、こうして自動的に自然選択されていく仕組みです。
もう1つの工夫は、「投稿の見出しの表示方法」にあります。
最新の書き込みから1週間(=初期設定)を過ぎた投稿は、表示されなくなります。ですから、1週間新しい投稿がなければ、見出しは話題だけになります。
また、最新の書き込みから2日(=初期設定)以内の投稿には、目立つように+マークが付きます。
この「投稿の見出しの表示方法」の工夫によって、今盛り上がっているノートは大きく扱われ、たとえ全投稿件数は多くても今は寂れているノートは自然と目立たなくなります。
説明4 | ■新しい話題を作る
新しい話題を作るには、メニューの上部にある[新しい話題を作る]ボタンを押してください。
入力用のフォーム*が表示されます。
名前、E-mailアドレス、自己紹介/近況、タイトル、内容、参照URL*、削除パスワードをそれぞれ必要に応じて記入してから、[投稿する]ボタンを押してください。名前とタイトルは、入力されていないとエラーになります。
「名前」の欄には、あなたの名前を入力します。ペンネームやハンドル*でもかまいません。
「E-mailアドレス」の欄には、あなたのメールアドレスを入力します。E-mailアドレスを記入すると、あなたの名前をクリックするだけであなたにメールが出せるようになります。
(注意!!)
不特定多数が利用するような掲示板では、悪質なメールが送られてくるリスクがあります。そうした掲示板では、E-mailアドレスは空欄のままにしておくか、別に無料のメールアドレスなどを用意して使うとよいでしょう。
「自己紹介/近況」の欄には、あなたの簡単な紹介や近況などを書いてください。
「タイトル」の欄には、新しく作る話題のタイトルを入力します。
「内容」の欄には、新しく作る話題の内容を入力します。どんな内容でもかまいませんが、簡潔でわかりやすい内容がよいでしょう。話題は、ノートの先頭に必ず表示されるので、あまり長い内容だと邪魔になります。
「参照URL」の欄には、必要があれば、内容の箇所で触れたホームページなどのURLを入力します。内容の最後に、そのURLがリンク*付きで表示されます。
「削除パスワード」の欄を入力すると、削除するときに同じパスワードを入力しなければ削除できなくなります。
(注意!!)
削除パスワードは、クッキー*には暗号化しないで保存しているので、自転車のカギ程度のセキュリティだと理解してお使いください。特に、PPP接続*用やメール用のパスワードと共通のものは絶対に使わないようにしてください。
管理者の設定によっては、「投稿パスワード」の欄が表示されることがあります。そうした場合には、管理者から知らされた投稿パスワードを入力してください。投稿パスワードが間違っていると、登録できません。
上記の項目のうち、名前、E-mailアドレス、自己紹介/近況、削除パスワード、登録パスワードはクッキーに保存され、次に入力するときには自動的に入力されます。
入力を終えて[投稿する]ボタンを押すと、新しい話題が作られます。
見出しには、話題の番号、タイトル、名前、投稿のあった日時が表示されます。
見出しの後ろにある「返事」をクリックすると、この話題のタイトルと内容が引用されて、返事のための入力フォームが表示されます。「削除」をクリックすると、この話題を削除してよいかどうかを聞いてきます。詳しくは、説明6や説明7をお読みください。
見出しの下には、内容が表示されます。
さきほどの入力フォームで参照URLに記入すると、内容の下にそのURLがリンク付きで表示されます。
いちばん下に、自己紹介/近況が表示されます。初期設定では、自己紹介/近況の後ろにホスト名が表示されるようになっています。ホスト名は、あなたが使っているプロバイダーなどのサーバー*の名前です。ホスト名を併記するのは、インターネットの匿名性を悪用したいたずらを多少なりとも防ぐためです。
説明5 | ■その話題に投稿する
話題の内容を読んで何か投稿したくなったら、ノートの上部にある[この話題に投稿]ボタンを押してください。
それ以降の操作は、「新しい話題を作る」やり方とほとんど同じです。
投稿のための入力フォームが表示されるので、名前、E-mailアドレス、自己紹介/近況、タイトル、内容、参照URL、削除パスワードをそれぞれ記入してから、[投稿する]ボタンを押してください。参照URLと削除パスワードは、必要がなければ入力しなくてもかまいません。
入力を終えて[投稿する]ボタンを押すと、今書いた投稿が話題の内容のすぐ下に表示されます。
今書いた投稿は話題の内容のすぐ下に表示されるので、投稿は新しいものから古いものへと順に並んでいくことになります。
説明6 | ■返事を書く
投稿するときに、元の内容を引用したいこともあるでしょう。
そんなときには、引用したい話題や投稿の見出しにある「返事」をクリックしてください。
元のタイトルと内容が引用された入力フォームが表示されます。
返事であることが分かるように、元のタイトルの前に「Re:」が付けられます。
内容の1行目には、元の内容を書いた人の名前と書かれた日時が表示されます。2行目以降に、実際に引用された内容が各行の先頭に「> 」が付けられた形で表示されていきます。
引用された内容にリンク付きURLがあると、リンクがはずされURLだけが表示されます。
当然ですが、引用されたタイトルも内容も自由に編集できます。引用した内容が長いときは、短く編集したほうが読みやすくなります。
説明7 | ■削除する
間違った内容を書き込んでしまったときには、削除することもできます。
削除したい話題や投稿の見出しの後ろにある「削除」をクリックしてください。
本当に削除してよいかどうかを確認するため、その内容が表示されます。
削除してよければ、削除パスワードを入力してから、[削除する]ボタンを押してください。
入力する削除パスワードは、この内容を書いたときに入力したものと同じでなければなりません。入力したパスワードは*で伏せて表示されます。
もしも、この内容を書いたときに削除パスワードを登録しなければ、パスワードなしで削除できます。
お使いのブラウザー*がクッキーに対応していれば、削除パスワードは自動的に入力されます。ただし、このパスワードは、前回の書き込みで入力したパスワードなので、必ずしもこの内容を書いたときのものとは限りません。注意してください。
一度でも投稿のあったノートそのものは削除できなくなります。
説明8 | ■見出しを一覧表示する
話題や投稿の数が多くなってくると、いったいどんな内容があるのか把握しづらくなります。
そんなときは、メニューの上部にある[話題を一覧表示]ボタンや、ノートの上部にある[投稿を一覧表示]ボタンを押してみてください。
話題や投稿の見出しだけが、すべて一覧で表示されます。
説明9 | ■用語集
CGI(Common Gateway Interface)
⇒一般に、WWWサーバー上で動作するプログラムを指すことが多い。
PPP接続
⇒モデムやTAなどを使ってプロバイダーに接続する方式としてよく使われる。
URL(Universal Resource Locator)
⇒インターネット上の情報の形式と置き場所を特定する文字列。
キャッシュ(cache)
⇒効率的にデータ転送するために、途中にデータを蓄えておく仕組み。
クッキー(cookie)
⇒ユーザーが使っているブラウザーにデータを保持させる仕掛け。
掲示板(電子掲示板、BBS)
⇒多くの人が共同で利用し、自由に情報を読み書きできるコーナー。
WWWサーバー(WWW Server)
⇒ホームページなどのデータを管理保存するコンピューター。
ハイパーノーツ形式(hypernotes)
⇒ユーザーが新しい掲示板(=ノート)を自由に作れる方式の電子掲示板システム。
ハンドル(handle)
⇒掲示板上で使うペンネーム。ハンドルネームと呼ばれることもある。
フォーム(form)
⇒ホームページからデータを入力する仕組み。
ブラウザー(browser)
⇒ホームページを見るために使うソフトウェア。
プロバイダー(provider)
⇒インターネットへの接続サービスを提供する企業。ISPと呼ばれることもある。
ページ処理
⇒データをページ単位で表示する処理方法。
ホームページ(homepage)
⇒文字や画像などをインターネット上で表示できる形式の文書。正しくはWebページ。
メールアドレス(mail address)
⇒電子メールの宛先。「名前@プロバイダー」といった形式が多い。
リンク(link)
⇒クリック1つで、インターネット上の他の場所にあるデータを読み出せる仕組み。
(注意!!)初心者向けに最低限必要な説明にまとめてあります。詳しくは他の用語集などをご覧ください。
説明10 | ■製作者からひとこと
以前からインターネット上の掲示板にいまひとつ満足できなかったので、自分なりに作ってみたいとは思っていました。「ハイパーノーツ形式」や「ノートの並び替え」の仕組みも、そのころから採り入れるつもりでした。
が、ページ処理がネックになって、手を付けられませんでした。ページ処理をすると、どうしても処理が重くなってしまうような気がしたんですね。無理にやったとしても、どうもスマートな仕掛けとは思えなくて。
で、あるとき、「2ページ目に行った書き込みなんて、見ないよなぁ」なんて考えていたところ、ふと、「それなら、ページからはみ出したノートは消しちゃったほうがいいんだ!」と思い付いたんです。
それで、それまで漠然と考えていた「ノートの並び替え」の仕組みも、人気のあるノートが栄え、寂れたノートが消えていく「自然選択の仕組み」としてシャープに見えるようになったんですね。
それから、すぐに作り始めました。
プログラムを作るにあたっては"Keep It Simple and Smart=KISS"の原則を心がけたつもりです。できるだけシンプルにし、むやみに機能を追加しない。はっきりとしたコンセプトを考え設計する。
そんなわけで、検索機能や添付ファイル、ツリー表示など、追加してみたい機能もいろいろありましたけど、とりあえずは、実際に多くの方に使ってもらってから再考することにしました。
コミュニケーションツールとしては、かなり理想に近い掲示板システムが出来たんじゃないでしょうか。
一人でも多くの方に使ってもらえることを願っています。
NetComplex Inc. / YK (1998/11/25)
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